八方美人
中学時代に言われたことで、最近まで時たま頭をかすめていたのが、
「ゆきって八方美人だよね」だ。
当時は、「八方美人」なんて四字熟語を言葉を聞いたことがなかったので、
「美人」ってところだけ聞き取って、褒めてくれたのだと嬉しく思っていた。
ある時思い出して調べてみて、
悪い意味で言われたことが分かってショックを受けたことを今でも覚えている。
八方美人でいることが生存戦略だった
どうして最近まで頭をかすめていたのかというと、
自分で自分のことをふと客観視した時に、
「また八方美人になってる。本当は嫌なのに・・」
「また無理して笑ってる。本当は悲しいのに・・」
「また安請け合いしてる。本当はやりたくないなのに・・」
と感じることが多かったからだ。
でも、そうやって生きてきた自分も「OK。」「それでいい。」
だって、必死に生き抜くために、当時の私ができる最善の術だったのは間違いないから。
生きていくための生存戦略だったから。
無理して笑っていた私、
他人の期待に応えるために頑張って生きてきた私、
かわいいかったね。頑張ったよね。必死だったよね。
「本当はどうしたい?」って自分に聞くこと
周りの人に嫌われたくなくて、相手が願っているであろう私像を振舞っていたし、
人が離れて孤独のになるのが怖くて、相手が願うであろう返事をいつもしてきた。
でも、
もうそういう生き方じゃなくて、
自分を大切にして生きていくと決めた。
そのためには、
「本当はどうしたい?」「私は本当はどうしたい?」
と自分に聞いてあげること。
自分よりも他人ばかり気にして生きてきたので、最初は自分の気持ちなんて良く分からなくて当然。
でも忍耐強く。自分と仲直りして聞き続けてあげることが大事。
「本当はどうしたい?」
自分の本音を聞いてあげて、本音に寄り添ってあげる。
「こうした方がいいんだろうな〜」じゃなく。
「こうすべきなんだろうな〜」じゃなく。
本当はどうしたい?