感情の蓋を開けて本来のあなたへ

自分らしく生きる

感情とは非常に興味深く面白いものだ。

何かに直面した時に人それぞれ湧いてくる感情が異なる。

社会生活をしていると、感情を抑圧していることが良しとされ、感情を感じないことを求められてるかのように感じることもあるのではないかと思う。

 

感情は人間に備わってる基本的な仕組み

心臓が自動的に動いて血液を循環させてくれてるように、生理現象として尿意を感じてトイレへ駆け込むように、感情も意志と関係なく、自然と湧き出てくるものだ。

尿意と同じように、感情も出さないようにある程度は我慢できるものだ。しかし、ずっと抑圧することはできない。逆に抑圧して我慢していると、身体に肩こり・腰痛・膝痛・免疫系の病気等が現れてきたりもする。

特にネガティブな感情であればあるほど、溜め込まず、その都度消化してあげることが大事なのだ。

 

イライラしてる人は本当は「悲しみ」でいっぱいな人

こんな光景を目にしたことがないだろうか。

店員を大きな声で怒鳴りつけて、不満をぶつけ、しまいには、それでは納得できず「店長出せ!!」と言い放っている重々しい雰囲気の現場。

この怒ってる人は本当に腹が立ってる場合もあるが、根本は「悲しい」という感情で満ちているのだ。

こんな扱いをされて「悲しい」。大切にしてくれなくて「悲しい」。

大切なのは、出てきている怒りのずっと奥にある「本当は悲しいんだ」に気づいて悲しみを感じてあげること。そうすると、溜まっていたネガティブな感情が消化されていくのだ。

本物の感情は感じてあげれば、最大20分で消化されていくと言われている。だから、その都度、溜め込まず、本物の感情を感じて消化してあげることが大事。

だたし、ここでポイントなのは、表に出てきる感情ではなく、その奥に隠されてる本物の感情を感じて消化してあげないといつまでも消化されないということ。

 

本物の感情は4つだけ

感情には、「本物の感情」と「代理感情」がある

本物の感情は実は4つしかないと言われている。「怒り・悲しみ・怖い・喜び」の4つだ。

その他は「代理感情」といって、思考で上記の4つの感情を合成して作った、言わばニセ感情ということだ。例えば、寂しい、恥ずかしい、嫉妬、イラつく、後悔 等だ。

こんなネガティブな感情を持ってる自分はダメだ。こんな気持ち早く無くさなきゃ。抑え込まなきゃ。無かったことにしなくちゃ。という自己否定や抑圧ではなく、「私は悲しい。悲しくてもいい」って自分に許可を出してあげることが感情を感じる上でとっても大切だ。

これが自分を大事にしてあげることにも繋がる。

感情は風のように自然に出てくるもの。

我慢することはできないし、我慢してはいけないもの。

むしろ、あなたから出てくる感情のずっと先に「本来のあなたらしさ」という宝が隠れているのだ。

 

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