【映画レビュー】『ひゃくえむ。』に心を撃ち抜かれた日 ― “ガチで生きる”ということ

自分らしく生きる

映画『ひゃくえむ。』を観て、
心が震えた。
トガシの100mに向き合う姿が、まるで私自身の人生と重なって見えた。
観終わったあと、血が騒いで止まらなかった。
「本気で(ガチで)生きろよ。お前そういう奴だろ」
そう言われた気がした。

「ガチ」で生きるということ

トガシの人生の紆余曲折を観ながら、
自分の中で眠っていた“熱”が呼び覚まされた。

最近、「スカした美人面してたよ」と言われて、
「スカした」ってなんだろう?とずっと引っかかっていた。
でも『ひゃくえむ。』を観て、
あぁ、確かにスカして生きてたなって恥ずかしくなった。

熱く、ガチで生きる方がやっぱりかっこいい。
それが私の性根に合ってるんだと思った。

私にとっての“100m”は「歌うステージ」

彼らにとっての100mという舞台は、
私にとっては“歌うステージ”だった。

人の目が怖くなって、
過度に緊張して息が詰まって途中で歌えなくなった。
「もうステージに立てないんじゃないか」
「もう使い物にならないんじゃないか」
そんな不安に何度も飲み込まれそうになった。

それでも諦めきれなくて、
ボイトレを転々としながら必死にもがいてきた。

けれど、不安はいつも隣にあって、
“息が詰まらないように”って自分をセーブしていた。

財津の言葉に救われた瞬間

映画の中で、財津が言った言葉が心に刺さった。

「不安は対処すべきでない。不安は自分を試す時の感情だ」

――ハッとした。
不安を“なくそう”とするんじゃなくて、
“試されてる”と思えばいい。

その後の小宮の、不安を振り切るような走りに
胸を撃ち抜かれた。

トガシの言葉が教えてくれた「本気でいる幸福感」

ラスト近くで、トガシが小宮に放つ言葉。

「真剣に(ガチに)なるために走る」
「人間が本気でいる時の幸福感は、1ミリも奪えない」

この言葉に全てが詰まってた。
そして、ラストの決勝。
小宮もトガシも、笑顔で走っていた。

ただ走ることが好きで、
その瞬間がたまらなく幸せそうで、
涙が溢れた。

今、私の中で再び“歌いたい衝動”が目を覚ました

映画を観終わって、
久しぶりに「歌いたくてしょうがない」衝動に駆られている。

ライブで、あの“ガチ”の中にもう一度立ちたい。
ただ好きで、熱くて、
あの高揚感をもう一度味わいたい。

そう思える自分が、今すごく嬉しい。

まとめ

『ひゃくえむ。』は、
ただのスポーツ映画じゃない。
人生に向き合う“覚悟”を問われる映画だった。

「ガチで生きる」
それが、やっぱり一番かっこいい。

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